GH9番目malie(マリエ)誕生し男女10名生活

2017.01.30

2017年(平成29年)1月、まつど育成会としては9軒目となるグループホームが誕生しました。グループホームmalie(マリエ)。malieはハワイ語で、意味は「静かな」、「穏やかな」。職員や、親御さんが選出した候補の中から、入居者さんが選んだ名前です。この名称を考案した職員は、ホームで暮らす方たちの、穏やかな暮らしを願って考案したそうです。

今では「マリエちゃん」と親しみを込めて呼ばれているこのホームの話が出たのは、一昨年まで遡ります。まつぼっくりで暮らしている利用者さんの親御さんから、当法人に対し何か協力をしたいとのお話をいただき、そこからグループホームのための土地を購入してくださり、ついには、建てて貸してくださることになりました。

しかしながら、全てが大家さんの負担となると、相当な金額になります。そこで当法人が提案したのがスケルトン方式でした。建物は大家さんが建ててくださり、入居者さんのお部屋の内装については、入居者さんのご家族のご負担にて、賄っていただくというものです。そこには、入居される方やそのご家族にも、家づくりに参加していただきたいという想いがありました。

併せて検討を始めたのは、そこで暮らす方たちについてでした。まずは、建てて貸してくださる大家さんの息子さんがいらっしゃいますので、1階はその方を中心として考えていき、5名の男性にお声掛けをさせていただきました。また、2階は5名の女性のホームとしての利用を考えていきました。

ここで出てきたのが、「猫族の暮らし」という考え方でした。普段は、自分のペースで暮らしたいけれども、時々は人に甘えたい。まつぼっくりの利用者さんを見ていったときに、そのような方たちの存在に気付き、その方たちの暮らしの場をどのように創造していくかがテーマとしてありました。そのことを実現するために今回いただいたお話は、十分な土地建物の広さがありました。

入居者さんが決まったところで、建築士さんと建設会社さんとお顔合わせをしていただきました。今回は、内装については各ご家族で考えていただいたため、建築士さんも建設会社さんも、「施主が10人いる感覚だよ」とだいぶ大変そう。家族会にも足を運んでいただき、図面の確認や、床・壁など内装に使用する材料選び、トイレや洗面台などどのような設備を入れて、どのような色や素材にするのかなど、入居者さんやご家族と会話をしていただきました。

建築工事はゴールデンウィーク明けの地鎮祭から始まり、上棟式を経て、11月まで行われました。その後、12月25日に入居者さんとそのご家族、建築士さんと、建設会社さんを招き、竣工パーティーを行い、年末にかけてお引っ越し。1月からmalieの暮らしが始まりました。

ちなみに1階と2階の入居者さんの暮らしぶりは全く違っており、1階は一人の利用者さんのもとに皆が集まり賑やかに、2階はその日その日でお食事の席の位置を変えるなど、でも食事の準備はみんなで賑やかにといった具合です。暮らし始めた入居者さんからは、「お風呂が広いね」、「お部屋にトイレがあるからいいね」といった声が聞かれます。

malieには、ここでは紹介しきれなかった仕掛けが満載です。そこを知っていただくためにもぜひ一度、足をお運びください。
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